先日のS准教授とのやりとりの後で、メールで以下の内容を送っておいた。
=======================
S 先生
先ほどの議論有り難うございました。また、議論中、先生が私の説明している内容を十分には理解されないままに、私の言っていることが正しくないと批判され たことに小生が腹を立てて、先生に罵声を浴びせたことをお詫び申し上げます。 済みませんでした。
以下の2つのページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%8A%9B
と
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%8A%9B
にはVan der Waals力は狭義にはにロンドン分散力を意味すること、また、小生が言ったことに関係する話が掲載されています。
数式で厳密には記されてはいませんが、ロンドンが
F. London, "The general theory of molecular forces", Trans. Farady. Soc. Vol.33(1937),p. 8−26
で記していると書かれています。上記の論文を読まれることをお勧めします。小 生も読んでみます。
取り急ぎ御礼、お詫びかたがたご報告まで
===========================
すると、以下のような返事がS准教授から来た。
==========================
平成21年1月9日(金)
福井大学工学研究科 材料開発工学専攻
鈴木 清 先生
前略,いつもお世話に成っております。メールを拝見しました。取り敢えず感想を述べるべき,と思い下記に問題点を記述します。但し,この議論は早急な結論を出す必要はないので,週に1回程度の議論で良いと存じます。しかし,言っぱなしはもったいないので,議論の内容は書簡として,ひょっとすると外部に公表する(雑誌:化学に掲載する)レベルの議論(言葉の字句ではなくて内容です)をしたいと存じます。もちろん公表する場合は両者の了承・添削とそれなりの「受けねらい」の場面展開が必要ですが。
(1)鈴木先生のメールの主張点は,ロンドンの論文を読め,とのことです。1937年の論文を読んでもしょうがないと思いますが。70年前に縛られて,どうしようとされているのでしょうか。「読め」,と言うなら読みますが,読んで,ロンドンの考えを理解して,どうするんですか。正解がその論文に記載されているはずがないでしょう。正解があるなら,そもそも鈴木先生とこんな議論はしません。
(2)高校生が納得する様な正解は無い,と言うのが私の理解です。条件を設定すれば,ファンデーワールス引力のそれなりの説明ができますが,あくまで「内股膏薬」の解釈です。そんな正解はどうでも良いことであって,ポイントはファンデーワールス引力が学問体系の中で占めている立場というか,自然科学を理解する上でのファンデーワールス引力の「立ち位置」を論評したかったのです。
(3)ファンデーワールス引力なる言語が日常的に使われています。その「ずるさ」を議論したかったのが私のポイントでしたが,ファンデーワールス引力の機構の議論に落ちいってしまいましたので,本論から論点がずれた,というのが私の認識です。
(4)私達年寄りが,若い学生諸君に提示できるのは,「ここまでは分かっているので,これ以降を解明してくれ」と,託す事ではないでしょうか。ファンデーワールス引力は「既に理解されている力」なのか,「今後も議論されるべき力なのか」が,今回の私と鈴木先生との論点です。私は後者の立場ですが,鈴木先生はどうでしょうか。まずは,ここからが出発点です。
以上,取り急ぎご返事のみ。(週に1回程度の知的議論にしたいと存じます)
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大体、私が知らないことをバカにしたような議論に腹が立ったのだが、私の勘違いだったのかもしれない。酔っ払っていたので。しかし、やはり、バカにされたように感じたのは間違いない。そこで、以下のような返事を書いておいた。
========================
S 先生
鈴木清です。以下のご連絡有り難うございました。
全くの論点のずれと、お互いの意図をお互いが勘違いしていたのだと思います。
酒に酔っていたので、よくは覚えてはいませんが、S先生からの「(鈴木清を含めて)化学者はよく分からないことに押し付けて、それ以上考えようとしない」という批判だったと思います。
それに小生が腹を立てて、私も考えようとしていること、また、分かろうとして解明を試みている研究者たちが居たことを示そうとした訳です。
先生は、小生が「これ以上考えずとも既にファンデルワールス引力については十分に理解できている」かのように言ったと、以下で書かれていますが、そんなことを主張したいために、議論したのではありません。
むしろ、小生からすれば、途中で、S先生が取った態度から、鈴木清は分かっていないが、S先生やT先生やI先生はファンデルワールス力についてよく理解していると高慢な態度で私をバカにしたように思えました。それで腹を立てたわけです。
それなのに、途中から、私がS先生にファンデルワールス力について問うと、「ファンデルワールス力はよく分からない力である」というのが答えだというようなことを仰られたので、むしろ、S先生の方が、これからの検討をせずに「理由の分からない力だ」と言って諦めてしまっているように、私には思えました。
口で言った、言わなかったとの愚かな言い争いをするつもりは全くありません。
以下、ご指摘されたことについて御返事します。
(1)ですが、積分しても0にならないという小生の主張を、S先生は完全に否定されました。ロンドンの文献を読めば、0にならないことが分かると思います。ファンデルワールス力について本当に検討すべきだと思われるのでしたら、読んでおいて損はしないと思います。70年前の考え方も理解できないような知識で、それを越える理論を展開できるとは思えません。
(2)ですが、曖昧には記されている意味は分かりますが、「そんな正解はどうでも良いことである」とは決して思えません。正解が本当に正しいのか、また、正解以外の解釈があるのか、正解に問題が無いか、検討することで科学が進歩するのだと思います。
(3)については、「何でもかんでも分からない力をファンデルワールス力に押し付けることがずるい」という意見には全く同感です。途中で小生をバカにされているように感じて小生が腹を立てたので、議論が違う方向にいってしまったのでしょう。
(4)については先生の書かれていることは勘違いです。小生は、「分かっているから考えなくても良い」とは決して思っていません。科学者は「ファンデルワールス引力という理由の分からない力のせいにして、その理由を考えなかった」のではなく、考えようとして、理論を展開したりしていたということを伝えたかったまでです。そこで、小生は解釈の一例を示そうとしたのです。なのに、先生は「小生の考え方が間違いだ。」と否定されました。否定するということは、S先生が私の知らない解答を持っているのだと勘違いしたわけです。全てのファンデルワールス力(凝集力?)の原因が全て理解されてしまっているとは、小生は全く考えてはいませんでした。また、解明されていると言われていても、いや、誰が言おうとも、論理的に打破することができるのなら、その解釈は間違いかもしれません。真理なんて、そう簡単には(いや、絶対に)分からないと思っていますし、分からないから面白いのだと思っています。分かったと思ってしまった瞬間に、進歩もなくなるわけです。むしろ、「分かった」と思われている分野にこそ、間違いや誤解、そして探求すべき真実が隠されて残されているのではないでしょうか。
誤解の無いようにお願いします。
小生は、ファンデルワールス力について検討して論文を書く(科学的業績を上げる)よりも、今現在、研究室で行っている実証的検討によって論文を書く方が大事です。そちらの方にはるかに興味を持っております。小生がファンデルワールス力について検討するにはかなりの勉強が必要で、そのようなことは行うつもりはありません。
最後に、小生の勘違いにより、お気分を害しましたことを心よりお詫び申し上げます。ただ、先生の取られた態度が、小生にそのように勘違いさせたのだと認識しております。今後は、小生も誤解で関係を悪くしたくありませんので、先生と一緒にお酒を呑むのは遠慮させていただきます。小生は酒に酔うと、論理的な思考ができなくなり、また誤解もよくします。さらに、記憶を失うことも多々あります。
申し訳ございませんでした。
取り急ぎご返事かたがたお詫びまで
鈴木 清 拝
2009年1月15日木曜日
恨みを買うと刺殺される?
中央大学理工学部の教授が刺殺されたらしい。怨恨らしく、十数ヶ所も刺されたらしい。
私も、ブログとか掲示板で攻撃的なことをいっぱい書いているし、自分が忙しいときに勝手なお願いをする学生に高圧的に批判したりしていて、恨みを買っているかもしれない。かなわないなぁ。
ただ、おかしいと思ったら、我慢せずに、反論するし、腹が立ったら、それを相手に伝える。言われる方にも私が怒っていることが納得してもらえるように話をするつもりだ。
私も、ブログとか掲示板で攻撃的なことをいっぱい書いているし、自分が忙しいときに勝手なお願いをする学生に高圧的に批判したりしていて、恨みを買っているかもしれない。かなわないなぁ。
ただ、おかしいと思ったら、我慢せずに、反論するし、腹が立ったら、それを相手に伝える。言われる方にも私が怒っていることが納得してもらえるように話をするつもりだ。
2009年1月11日日曜日
理学部出身のS准教授
「理学部出身者は原理とか理解していて、工学部出身者よりもよく考えている」
というように聞こえる言動をするS准教授が居る。
S准教授が、
「化学者は何でも”よく分からないこと”に押し込めてしまう。Van der Waals力もそうだ。」
というようなことを言った。
Van der Waals力については、どこかの文献で、
原子核とその周囲の電子の位置が揺らいでいて、どんな分子にも瞬間的には双極子が生じており、二つの分子が存在すると、互いの双極子の間に、電磁気力が生じるために、二つの双極子の向きが互いに無関係でなくなり、互いのプラスとマイナスが近い位置になっている確率が高くなり、従って静電引力のために引力が生じる・・・
というようなこと、そして
それを数学的に(すべての分布確率を積分して)取り扱うと、二つの分子間の距離rに対して、rの-6乗に比例する引力や、rの-12乗に比例する引力が導出される・・・
というようなことを読んだことがあった。
それで、
「Van der Waals力については(ある程度)理由が分かっていますよ」
というようなことを言ったら、説明してみなさいというようなことを言われた。上記のようなことを説明すると、
「双極子の考えられる位置をすべて積分すると、その間に働く力は0になりますよ」
みたいなことをS准教授から言われた。
そこで、
「お互いの分子の双極子の向きが無関係なら積分したら、その間に働く力は0になるかもしれませんが、向きが無関係にはならない。互いのプラスとマイナスが近い位置になっている確率の方が高い。」
と言った。
すると、なぜ、確率が高くなるのかを聞かれた。
「なぜって、マイナスとプラスの間に静電引力が働くからですよ。引力が働けば、引き合って近くに来ますよね。」
と言った。しかし、S准教授は理解されない。この人はバカではなかろうかとさえ思ったが、
「静電引力さえも、その理由を示せということですか?」
と問うと、クーロン力が働くのは前提にしても良いとのこと。
それで、
「じゃぁ、なぜ、Van der Waals力が働くのか、(S准教授)先生が知っておられることを説明してください。」
と問うと、
「簡単には説明できないんですよ。材料開発工学専攻の中で分かっているのは()先生と()先生と、あと()先生も知っているかもしれないなぁ」
とごまかしながら、さも自分たちは理解しているんだと嬉しそうに私をバカにする。
「私の理解力と勉強が不足しているので、先生が説明しても私が理解できないのでしたら、そう言ってください。」
と言うと、
「絶対零度なら・・・」
とか説明を始められるが、結局要領を得ない。
さらに問い詰めると、
「結論として、Van der Waals力は”よく分からない”力なんですよ。」
と言われる。
「そんなの卑怯ですよ。」
と言っておいた。
職場に戻って調べると、
wikipedia: ファンデルワールス力
が見つかった。やはり、私がS准教授に説明したようなことが書いてある。
さらに
wikipedia: ロンドン分散力
には、ロンドン分散力についても記されていて、そのオリジナルの論文
F. London, "The general theory of molecular forces", Trans. Farady. Soc. Vol.33(1937), p.p. 8–26
も記されていた。このことをS准教授にメールで連絡しておいた。
どうも、S准教授は自分以外の人をバカにする傾向がある。
以前、ある分子が会合してかなりの数の分子が集まって微小なドメインを形成し、そのようなドメインが溶媒中に多数分散していると期待される系に関して、
他のT先生から、微小なドメインの大きさを測定できないかと聞かれ、
DLSによる測定を行った。
他にも、京大のS先生に相談して、SLSによる測定を薦められ、T先生にそれをお勧めした。
T先生はS准教授にも相談され、S准教授はそのようなドメインの大きさをSLSでは測定できないと提言されたらしい。
そこで、私がS准教授と相談した。
S准教授はなぜそのような大きさが測れるのか私に説明を求められた。
そこで、誘電率一定の分子が集まって領域を作っている場合には、その散乱強度はその領域の占める体積の二乗に比例する・・・から説明を始めた。
全部書くと長いので割愛するが、私の説明で、ドメインに含まれる分子の濃度が一定の場合、光の散乱強度の絶対値がドメインの大きさに依存することが示された。
しかし、S准教授は、私の説明の最初の部分から否定された。
1分子が示す双極子の散乱強度の式から、それの濃度が同じであれば、全体の散乱強度は一定になるというようなものだった。
S准教授は教科書に載っている誘電率の式を固辞されたが、どうやらその式の前提になっているものが間違っていると思えたので、「その式は、今検討している条件で正しいのですか?」と問うと、「教科書に載っている式を疑うのはおかしい。」と言い返され、議論は平行線になってしまった。
結局、若輩の私の言うことよりもS准教授の言うことの方がT先生には正しいように思えたようで、私が間違っているかのように思われてしまった。
残念でならない。
他のT先生が、「科学とは既存の知見に対するアンチテーゼを提案して検証することで知を切り拓くものだ」というようなことを言っておられた。
S准教授の下で働いていたら、科学なんかはできないだろう。
というように聞こえる言動をするS准教授が居る。
S准教授が、
「化学者は何でも”よく分からないこと”に押し込めてしまう。Van der Waals力もそうだ。」
というようなことを言った。
Van der Waals力については、どこかの文献で、
原子核とその周囲の電子の位置が揺らいでいて、どんな分子にも瞬間的には双極子が生じており、二つの分子が存在すると、互いの双極子の間に、電磁気力が生じるために、二つの双極子の向きが互いに無関係でなくなり、互いのプラスとマイナスが近い位置になっている確率が高くなり、従って静電引力のために引力が生じる・・・
というようなこと、そして
それを数学的に(すべての分布確率を積分して)取り扱うと、二つの分子間の距離rに対して、rの-6乗に比例する引力や、rの-12乗に比例する引力が導出される・・・
というようなことを読んだことがあった。
それで、
「Van der Waals力については(ある程度)理由が分かっていますよ」
というようなことを言ったら、説明してみなさいというようなことを言われた。上記のようなことを説明すると、
「双極子の考えられる位置をすべて積分すると、その間に働く力は0になりますよ」
みたいなことをS准教授から言われた。
そこで、
「お互いの分子の双極子の向きが無関係なら積分したら、その間に働く力は0になるかもしれませんが、向きが無関係にはならない。互いのプラスとマイナスが近い位置になっている確率の方が高い。」
と言った。
すると、なぜ、確率が高くなるのかを聞かれた。
「なぜって、マイナスとプラスの間に静電引力が働くからですよ。引力が働けば、引き合って近くに来ますよね。」
と言った。しかし、S准教授は理解されない。この人はバカではなかろうかとさえ思ったが、
「静電引力さえも、その理由を示せということですか?」
と問うと、クーロン力が働くのは前提にしても良いとのこと。
それで、
「じゃぁ、なぜ、Van der Waals力が働くのか、(S准教授)先生が知っておられることを説明してください。」
と問うと、
「簡単には説明できないんですよ。材料開発工学専攻の中で分かっているのは()先生と()先生と、あと()先生も知っているかもしれないなぁ」
とごまかしながら、さも自分たちは理解しているんだと嬉しそうに私をバカにする。
「私の理解力と勉強が不足しているので、先生が説明しても私が理解できないのでしたら、そう言ってください。」
と言うと、
「絶対零度なら・・・」
とか説明を始められるが、結局要領を得ない。
さらに問い詰めると、
「結論として、Van der Waals力は”よく分からない”力なんですよ。」
と言われる。
「そんなの卑怯ですよ。」
と言っておいた。
職場に戻って調べると、
wikipedia: ファンデルワールス力
が見つかった。やはり、私がS准教授に説明したようなことが書いてある。
さらに
wikipedia: ロンドン分散力
には、ロンドン分散力についても記されていて、そのオリジナルの論文
F. London, "The general theory of molecular forces", Trans. Farady. Soc. Vol.33(1937), p.p. 8–26
も記されていた。このことをS准教授にメールで連絡しておいた。
どうも、S准教授は自分以外の人をバカにする傾向がある。
以前、ある分子が会合してかなりの数の分子が集まって微小なドメインを形成し、そのようなドメインが溶媒中に多数分散していると期待される系に関して、
他のT先生から、微小なドメインの大きさを測定できないかと聞かれ、
DLSによる測定を行った。
他にも、京大のS先生に相談して、SLSによる測定を薦められ、T先生にそれをお勧めした。
T先生はS准教授にも相談され、S准教授はそのようなドメインの大きさをSLSでは測定できないと提言されたらしい。
そこで、私がS准教授と相談した。
S准教授はなぜそのような大きさが測れるのか私に説明を求められた。
そこで、誘電率一定の分子が集まって領域を作っている場合には、その散乱強度はその領域の占める体積の二乗に比例する・・・から説明を始めた。
全部書くと長いので割愛するが、私の説明で、ドメインに含まれる分子の濃度が一定の場合、光の散乱強度の絶対値がドメインの大きさに依存することが示された。
しかし、S准教授は、私の説明の最初の部分から否定された。
1分子が示す双極子の散乱強度の式から、それの濃度が同じであれば、全体の散乱強度は一定になるというようなものだった。
S准教授は教科書に載っている誘電率の式を固辞されたが、どうやらその式の前提になっているものが間違っていると思えたので、「その式は、今検討している条件で正しいのですか?」と問うと、「教科書に載っている式を疑うのはおかしい。」と言い返され、議論は平行線になってしまった。
結局、若輩の私の言うことよりもS准教授の言うことの方がT先生には正しいように思えたようで、私が間違っているかのように思われてしまった。
残念でならない。
他のT先生が、「科学とは既存の知見に対するアンチテーゼを提案して検証することで知を切り拓くものだ」というようなことを言っておられた。
S准教授の下で働いていたら、科学なんかはできないだろう。
2009年1月8日木曜日
非効率的な受診その2
A皮膚科に昼休みに受診したくて、一昨日、予約状況を9時ぐらいに確認すると、待ち人数が1人で待ち時間がほとんどありませんでした。病院に着くまでに20分くらい見ておいた方が良いので、まだ予約する必要は無いと安心していたら、しばらくすると待ち時間が10人くらいになっていました。これはやばい!と予約しましたが、12時少し前には既に私の順番が来ていました。
12時すぎに受付に着いて、私の予約番号を告げると、「もう申し込みの順番は過ぎています。インターネットの申し込みは予約では無いので、遅れられた場合には今待っている人の最後の順番になります・・・」と言う。周りを見ると、待っている人は10人以上である。堪りかねて、こちらから意見した。周りで待っている人にも私の不満は理解してもらえると思い、わざと待合室全体に聞こえるような大声で話した。
「仕事があって、昼休みの12時から1時までしかこちらには居られません。いや、1時には職場に戻りたいので、12時30分ごろまでには診察を受けたい。それで事前に予約しておいたのに、最後に回されるというのでは困る。こちらは大変込んでいて、長い場合には、受付してから1時間30分とか、2時間とか待たされる場合もあります。もしも待っていて、12時30分ごろまでに診察を受けられないなら、その後で順番がもしも来たとしても私は受診できずにそのまま帰らなければなりません。こういう私みたいな人はこちらの病院では受診できないということですか?土曜日にやっておられるのも知っていますが、土曜日にも来られない場合もあります。私のような人はこちらでは受診できないと言うことですね。それなら、今日も帰ります。もうこちらには来ません。」なんて言うと、「12時30分まで受診を受け付けていますし、6時まで受診を受け付けています。来られないのですか?」と言う。
「6時までも仕事があります。」と言うと、「今はたくさん待って居られますが、ほとんどは診察を終えて居られて、診察を受けて居られないのは4人程度です。間に合いそうですけど。」と言う。確かに誤解していた。しかし、今日がたまたま大丈夫だったというのでは困るのだ。予約システムに問題があるということが伝えたいのだ。
「私のように忙しくて長い時間待っていられないという人は他にも居るはずです。それでインターネットで前もって予約しておくのに、こちらに着いたときに既に順番が来てしまっていたら、そのときに待っていた人の最後に回すというのなら、私のような人はこの病院で診察を受けにくいです。順番が過ぎていたら、今診察を受けている人のすぐ後で診察してもらえるとか、または、12時30分から診察してもらえるとか、時間を決めてもらいたい。時間を決められれば、その時間に合わせてくるし、もしもその時間に遅れたらこちらに落ち度があるので、順番を最後に回されても仕方が無いと思える。でも、今の予約システムでは、時間はいい加減で、予定時間よりも早くなったりする。」すると、受付の他のにこやかな女性が話に入ってきた。「手術の場合には時間を指定して予約ということはしていますが、手術以外では時間を指定して予約は受け付けていません。お忙しいのは分かりましたので、今度から、鈴木さんの場合には、遅れられても、なるべく早く診察が受けられるように配慮します。」と言ってくださった。私からは事情を説明した。「以前はインターネットの予約を知らなかったので、2時間近くもここで待ったこともあります。インターネットで予約して順番に遅れたらすぐには診察していただけないのは知っていたので、以前は、こちらに来るまでに必要な時間が30分弱なので、待ち時間が30分程度になったら、予約したりしたが、診察のスピードが上がると、予定時間よりも早く私の順番が来てしまう。それで到着が遅れたりして、しかもその間に多数の人が受付すると、結局ここで長い時間待たなければなりません。こんなのなら、やはり私のような人間はこちらでは受診することができない。」と言った。
私だけではなく、外の人に対しても予約システムを修正する必要があると思ったのだが、そこで、座って待ち始めると、女性が一人、「先生、お久しぶりです。」と言う。誰かと思うと、以前職場で一緒で、退職された方だった。
頭に来て興奮していたのですぐには思い出せず、失礼なことをした。また、自分が苦情を喧嘩腰に言っているのを見られていたので、きまずかった。まぁ、言っていることは正論だと思うので、聞かれても良いのだが、喧嘩腰に言っていたのがまずかった。やはり、怒ってはダメだ。(その前の日も睡眠時間が短くて、やるべき仕事もこなしていなかったので、気が立っていた。)”モンスターペアレント”ならぬ、”モンスター患者”だろう。
診察室に呼ばれると、看護婦さんが寄ってきて、ひそひそ声で私に言う。「診察予定時間が早くなるのも、診察受付時間が終わりに近づくと起こるのは確かです。先生も待ち人数が多いと、診察を急いで終わるようにされますから。怒られるのも分かります。他のおばさんとかだと、『こんなのなら、インターネットで予約する意味も無いじゃないか!』と怒り出す人も多いです。でも、実際には、来られたときに診察を受けている人の後の5番目くらいでお呼びしています。待っている人の手前上、受付ではあのように(待っている人の最後の順番にしますと)言っていますが、実際はそうなんです。」と言う。
なるほど。了解した。
診察を受けるときにも、初めに先生に、(わざわざ言わなくても私の声が大きいので先ほどの私の苦情は先生の耳にも入っていただろうが)「先ほどは予約について苦情も言ったのですが・・・失礼しました。」と伝えた。先生は何も無かったかのように診察を始められた。
しかし、変化があった。今まではこちらから症状が悪化している可能性があることを言っても、「大丈夫でしょう」と言って何もされなかったのだが、この日は、「じゃあ、調べてみましょう」と言って、爪を削って調べてくださった。苦情を言うと、この患者は要注意!ということで念入りに診察してもらえるのかもしれない。
診察を終了して受付に呼び出されてお金を払っている時も、私が最初に苦情を伝えた女性はまったく私の方を見ようとしない。周りを見ると、私が最後の受診者で他の受診者はいなかったので、私から、「先ほどは苦情を言いましたが、診察室で、看護婦さんから、実際には、遅れても到着したときに診察している人から5番後くらいで呼び出されているというのを聞きました。それなら、私が文句をいうこともありませんでした。済みませんでした。」と、その受付の人に謝ったが、受付の人は見向きもしない。完全に怒っている。一部の女性は(偏見かもしれないが、)一度喧嘩をしてしまうと、いくら謝っても毛嫌いする。家内がそうだから、よく分かる。こりゃ、かなりこの病院には来にくくなった。
実は、苦情を言ったときには、「もう、こんな病院でなんか診察を受けない!」と覚悟していたので、良いのであるが、謝っても無視されるのは嫌である。まぁ、ちゃんと謝ったのでこちらの気も済んだのだが。
どこかで会ったら、隠れて嫌がらせをされるかもしれない。仕方ないが。
12時すぎに受付に着いて、私の予約番号を告げると、「もう申し込みの順番は過ぎています。インターネットの申し込みは予約では無いので、遅れられた場合には今待っている人の最後の順番になります・・・」と言う。周りを見ると、待っている人は10人以上である。堪りかねて、こちらから意見した。周りで待っている人にも私の不満は理解してもらえると思い、わざと待合室全体に聞こえるような大声で話した。
「仕事があって、昼休みの12時から1時までしかこちらには居られません。いや、1時には職場に戻りたいので、12時30分ごろまでには診察を受けたい。それで事前に予約しておいたのに、最後に回されるというのでは困る。こちらは大変込んでいて、長い場合には、受付してから1時間30分とか、2時間とか待たされる場合もあります。もしも待っていて、12時30分ごろまでに診察を受けられないなら、その後で順番がもしも来たとしても私は受診できずにそのまま帰らなければなりません。こういう私みたいな人はこちらの病院では受診できないということですか?土曜日にやっておられるのも知っていますが、土曜日にも来られない場合もあります。私のような人はこちらでは受診できないと言うことですね。それなら、今日も帰ります。もうこちらには来ません。」なんて言うと、「12時30分まで受診を受け付けていますし、6時まで受診を受け付けています。来られないのですか?」と言う。
「6時までも仕事があります。」と言うと、「今はたくさん待って居られますが、ほとんどは診察を終えて居られて、診察を受けて居られないのは4人程度です。間に合いそうですけど。」と言う。確かに誤解していた。しかし、今日がたまたま大丈夫だったというのでは困るのだ。予約システムに問題があるということが伝えたいのだ。
「私のように忙しくて長い時間待っていられないという人は他にも居るはずです。それでインターネットで前もって予約しておくのに、こちらに着いたときに既に順番が来てしまっていたら、そのときに待っていた人の最後に回すというのなら、私のような人はこの病院で診察を受けにくいです。順番が過ぎていたら、今診察を受けている人のすぐ後で診察してもらえるとか、または、12時30分から診察してもらえるとか、時間を決めてもらいたい。時間を決められれば、その時間に合わせてくるし、もしもその時間に遅れたらこちらに落ち度があるので、順番を最後に回されても仕方が無いと思える。でも、今の予約システムでは、時間はいい加減で、予定時間よりも早くなったりする。」すると、受付の他のにこやかな女性が話に入ってきた。「手術の場合には時間を指定して予約ということはしていますが、手術以外では時間を指定して予約は受け付けていません。お忙しいのは分かりましたので、今度から、鈴木さんの場合には、遅れられても、なるべく早く診察が受けられるように配慮します。」と言ってくださった。私からは事情を説明した。「以前はインターネットの予約を知らなかったので、2時間近くもここで待ったこともあります。インターネットで予約して順番に遅れたらすぐには診察していただけないのは知っていたので、以前は、こちらに来るまでに必要な時間が30分弱なので、待ち時間が30分程度になったら、予約したりしたが、診察のスピードが上がると、予定時間よりも早く私の順番が来てしまう。それで到着が遅れたりして、しかもその間に多数の人が受付すると、結局ここで長い時間待たなければなりません。こんなのなら、やはり私のような人間はこちらでは受診することができない。」と言った。
私だけではなく、外の人に対しても予約システムを修正する必要があると思ったのだが、そこで、座って待ち始めると、女性が一人、「先生、お久しぶりです。」と言う。誰かと思うと、以前職場で一緒で、退職された方だった。
頭に来て興奮していたのですぐには思い出せず、失礼なことをした。また、自分が苦情を喧嘩腰に言っているのを見られていたので、きまずかった。まぁ、言っていることは正論だと思うので、聞かれても良いのだが、喧嘩腰に言っていたのがまずかった。やはり、怒ってはダメだ。(その前の日も睡眠時間が短くて、やるべき仕事もこなしていなかったので、気が立っていた。)”モンスターペアレント”ならぬ、”モンスター患者”だろう。
診察室に呼ばれると、看護婦さんが寄ってきて、ひそひそ声で私に言う。「診察予定時間が早くなるのも、診察受付時間が終わりに近づくと起こるのは確かです。先生も待ち人数が多いと、診察を急いで終わるようにされますから。怒られるのも分かります。他のおばさんとかだと、『こんなのなら、インターネットで予約する意味も無いじゃないか!』と怒り出す人も多いです。でも、実際には、来られたときに診察を受けている人の後の5番目くらいでお呼びしています。待っている人の手前上、受付ではあのように(待っている人の最後の順番にしますと)言っていますが、実際はそうなんです。」と言う。
なるほど。了解した。
診察を受けるときにも、初めに先生に、(わざわざ言わなくても私の声が大きいので先ほどの私の苦情は先生の耳にも入っていただろうが)「先ほどは予約について苦情も言ったのですが・・・失礼しました。」と伝えた。先生は何も無かったかのように診察を始められた。
しかし、変化があった。今まではこちらから症状が悪化している可能性があることを言っても、「大丈夫でしょう」と言って何もされなかったのだが、この日は、「じゃあ、調べてみましょう」と言って、爪を削って調べてくださった。苦情を言うと、この患者は要注意!ということで念入りに診察してもらえるのかもしれない。
診察を終了して受付に呼び出されてお金を払っている時も、私が最初に苦情を伝えた女性はまったく私の方を見ようとしない。周りを見ると、私が最後の受診者で他の受診者はいなかったので、私から、「先ほどは苦情を言いましたが、診察室で、看護婦さんから、実際には、遅れても到着したときに診察している人から5番後くらいで呼び出されているというのを聞きました。それなら、私が文句をいうこともありませんでした。済みませんでした。」と、その受付の人に謝ったが、受付の人は見向きもしない。完全に怒っている。一部の女性は(偏見かもしれないが、)一度喧嘩をしてしまうと、いくら謝っても毛嫌いする。家内がそうだから、よく分かる。こりゃ、かなりこの病院には来にくくなった。
実は、苦情を言ったときには、「もう、こんな病院でなんか診察を受けない!」と覚悟していたので、良いのであるが、謝っても無視されるのは嫌である。まぁ、ちゃんと謝ったのでこちらの気も済んだのだが。
どこかで会ったら、隠れて嫌がらせをされるかもしれない。仕方ないが。
2009年1月5日月曜日
非効率的な受診
近所のA皮膚科に行っているのだが、やたらと待たされる。ひどいときには、診察券を受付に出してから2時間近くも待たされる。それでだろうが、待ち時間を掲示するサービスと、インターネットで受付できるサービスが用意されている。
以前はそのことを知らず、受付に診察券を入れてから、待ち時間が2時間とかあると聞くと、一度職場とか自宅に戻っていた。戻ろうとすると、「予定の診察時間が早くなる可能性もあるので、30分くらい前には病院に帰って来てください」と受付の人から注意された。戻ってくると、自分の順番が既に来た直後だったときもあった。そのような場合、すぐに次に診察してくれるのでは無く、またしばらく待たされてからやっと診察の順番が来る。大勢の人が長時間待っているので、遅れて来た人をすぐに診察すると、待っている人が不快に感じて苦情があった、などの理由でやっているのかもしれないが、非効率的である。先に受付(インターネット上の予約でもOK)をした人が優先だとしておけば、こちらも余裕を持って病院から離れて、病院に戻ってくることができるのだが、自分の順番が来たときに自分が病院に居ないと、順番が繰り下げられるので、結局、余裕を30分程度も持って病院に帰ってきて、結局、長時間病院で待つハメになることが多い。病院外で待機している場所から病院に行くまでの時間が短ければそれほど問題は無い。インターネット上で(携帯電話からでも)自分の待ち時間を時々刻々確認出きるので自分の順番が近くなってくれば、すぐに病院に向かえば良いからだ。しかし、私の場合、待っている場所は、職場や自宅であるが、病院から30分程度以上かかる。このような場合、どうしても待ち時間を長くせざるを得ない。受付が早かった人が優先されるようにしてくれれば良いだけのことなのだが。
また、2時間程度待ったあげく、何を診察してくれるかと言うと、皮膚をちょっと見て、「あ、順調ですね。薬を出しておきます。」と言われて終わりである。このようなことが5回以上あった。診察にかかる時間はわずか1分程度である。そのために2時間とか待たされるとうんざりする。
私ではないが、私が病院で待っていたら、会社の帰りらしき人が息を切らして受付にやってきて、「薬だけもらえませんか?」と聞いたことがある。受付の人は「診察を受けずに薬だけを渡すことはできません。」なんて断っていたが、私の場合、毎回、1分弱の診察で、「薬出しておきます」と言われるだけなのだから、薬だけ出してもらっても良いと思う。もちろん、皮膚に異常があって薬が合っていない問題、診察も受けさせずに薬だけ渡すのは問題があることは分かる。しかし、私の場合、毎回「薬出しておきます」以外言われたことが無い。
大体、こっちは忙しくて、2時間とか待っているわけにはいかないのだ。診察時間も決まって平日の午前9時から午後5時までとかの医者が多い。そんな時間は勤務時間である。医者なんか行っていられない。
どうもお役所仕事みたいだ。
みんなが、上記のように長時間待たされるのが嫌になって、その医者を敬遠するようになれば、その医者も考えるだろう。どうも、皮膚科が少なくって、独占的市場になっているので、医者の方が高慢になっているように思える。
また、沢山待たせることで「うちはお客さんが沢山来る、評判の高い名医だ」みたいに自己満足しているようにさえ思えてしまう。
何とか、忙しい人でも容易に受診できるような効率的な運営はできないものだろうか。
以前はそのことを知らず、受付に診察券を入れてから、待ち時間が2時間とかあると聞くと、一度職場とか自宅に戻っていた。戻ろうとすると、「予定の診察時間が早くなる可能性もあるので、30分くらい前には病院に帰って来てください」と受付の人から注意された。戻ってくると、自分の順番が既に来た直後だったときもあった。そのような場合、すぐに次に診察してくれるのでは無く、またしばらく待たされてからやっと診察の順番が来る。大勢の人が長時間待っているので、遅れて来た人をすぐに診察すると、待っている人が不快に感じて苦情があった、などの理由でやっているのかもしれないが、非効率的である。先に受付(インターネット上の予約でもOK)をした人が優先だとしておけば、こちらも余裕を持って病院から離れて、病院に戻ってくることができるのだが、自分の順番が来たときに自分が病院に居ないと、順番が繰り下げられるので、結局、余裕を30分程度も持って病院に帰ってきて、結局、長時間病院で待つハメになることが多い。病院外で待機している場所から病院に行くまでの時間が短ければそれほど問題は無い。インターネット上で(携帯電話からでも)自分の待ち時間を時々刻々確認出きるので自分の順番が近くなってくれば、すぐに病院に向かえば良いからだ。しかし、私の場合、待っている場所は、職場や自宅であるが、病院から30分程度以上かかる。このような場合、どうしても待ち時間を長くせざるを得ない。受付が早かった人が優先されるようにしてくれれば良いだけのことなのだが。
また、2時間程度待ったあげく、何を診察してくれるかと言うと、皮膚をちょっと見て、「あ、順調ですね。薬を出しておきます。」と言われて終わりである。このようなことが5回以上あった。診察にかかる時間はわずか1分程度である。そのために2時間とか待たされるとうんざりする。
私ではないが、私が病院で待っていたら、会社の帰りらしき人が息を切らして受付にやってきて、「薬だけもらえませんか?」と聞いたことがある。受付の人は「診察を受けずに薬だけを渡すことはできません。」なんて断っていたが、私の場合、毎回、1分弱の診察で、「薬出しておきます」と言われるだけなのだから、薬だけ出してもらっても良いと思う。もちろん、皮膚に異常があって薬が合っていない問題、診察も受けさせずに薬だけ渡すのは問題があることは分かる。しかし、私の場合、毎回「薬出しておきます」以外言われたことが無い。
大体、こっちは忙しくて、2時間とか待っているわけにはいかないのだ。診察時間も決まって平日の午前9時から午後5時までとかの医者が多い。そんな時間は勤務時間である。医者なんか行っていられない。
どうもお役所仕事みたいだ。
みんなが、上記のように長時間待たされるのが嫌になって、その医者を敬遠するようになれば、その医者も考えるだろう。どうも、皮膚科が少なくって、独占的市場になっているので、医者の方が高慢になっているように思える。
また、沢山待たせることで「うちはお客さんが沢山来る、評判の高い名医だ」みたいに自己満足しているようにさえ思えてしまう。
何とか、忙しい人でも容易に受診できるような効率的な運営はできないものだろうか。
2009年1月2日金曜日
Dracon's Law; 正義を探す少年ートリオンとベイルート
正義を探す少年
トリオンとベイルート
目的(訴えたいこと)
親や祖父母や先祖の間の殺し合いや戦い、争いのため、お互いに敵が自分の肉親を殺したという憎しみで、新しく命を授かった子供達が、戦争に借り出されたり、殺人のテクニックを教えられたり、自爆テロで自分の命もろとも敵を殺したりすることになる。殺された方はまた、敵を憎しみ、お互いに憎しみがつながっていくという憎しみの連鎖が生じる。家族を殺された人に、殺した人やそのグループを恨むなとは言えないが、どうも、憎しみを増長させる人々が多くいる傾向が感じられる。
たとえば、子供達に、敵のひどさを教えて、同じ人間では無いような風に教育されることがあるのではないだろうか。
具体的にはイスラエルとパレスチナや、資本主義国家とイスラム国家などである。北朝鮮の国営テレビ放送や教育にも同様なことが感じられる。
なんとか、同じ人間であることを理解し、お互いに停戦することに同意できる環境を整えてあげたいと思う。
誰でも、家族を殺されると悲しいと感じ、家族と楽しく過ごせると幸せと感じる、おなじ人間なのである。
=====
小説中での社会状況:
カル=キュローが戦闘に秀でた人間達を洗脳して味方につけ、また生き残った超能力者を味方につけ、次々と周りの近隣の国家を征服していく。
まだ征服されていない近隣諸国はカル=キュローの脅威に脅え、超能力者の残党狩りを始める。そんな中、人間とともに生きることを選択した超能力者たちは、自分達が超能力者であることを人間に隠しながら、人間社会の中で生きていた。
=====
本文
「また、超能力者による攻撃で負傷者が出た!すぐに手術してくれ!早くしないと死んでしまう!」
大声の中、病院に大怪我をした兵士が運び込まれた。看護婦のトリオンは血だらけの兵士が担架で運び込まれるのを心配そうに見守った。
手術は成功し、兵士ベイルートは一命をとりとめた。ベイルートの部屋に看病に来たトリオンはにこりと笑って、やさしくベイルートに声をかける。「良かったですね。すぐ元気になれますよ。」
ベイルートはにこりとするが、すぐに真剣な眼差しに戻って言った。「でも、自分が情けない。僕のミスで超能力者にやられてしまった。そのせいで、トムが死んでしまった。」
ベイルートはこみあげる涙をこらえながら言った。
「奴らをなんとかやっつけないと。」
トリオンは悲しそうな眼差しになる。「退院されたら、また戦場に行くんですか?」
ベイルートは胸をはって自信満々で言った。「もちろんです。僕の両親は超能力者に殺されたんです。だから、あいつら、超能力者を殺してやるんです。たとえ、僕が死のうとも。・・・僕は両親の仇をとるために、何年も訓練を受けてきたんです。超能力者から人間を守るために、両親の仇をとるために、戦うんです。」
トリオンはベイルートの包帯を替えながら、体をなでた。
暖かいトリオンの体温がベイルートに伝わる。
「でも、ベイルートさんがせっかく元気になっても、また怪我されたり、死んでしまわれたりすると、私はとても悲しいです。」
ベイルートはトリオンに触られて少し赤面する。
「トリオンさんに看病してもらうと、すごく治りが早いんですよ。これで、またすぐに戦うことができます。ありがとう。トリオンさん。」
包帯を巻き終えたトリオンが部屋を出ようとしたとき、ベイルートが声をかけた。
「そういえば、トリオンさんのご両親はどちらにお住まいなんですか?」
トリオンは少し返事にためらったが、押し出すように言った。
「私も両親を戦争で亡くしたんです。それで、戦争が嫌いなんです。」
トリオンの脳裏にあの忌まわしい思い出がかすかによぎった。
両親が幼いトリオンに言う。「良いかい、何があっても、怖いおじさん達が居る間は声を出してはいけないよ。怖いおじさん達に見つかったら、殺されてしまうからね。怖いおじさん達が居なくなったら、森を抜けて町に行きなさい。そして、今までどおり、普通の人として暮らすんだよ。いいかい、絶対に怖いおじさん達に見つからないようにするんだよ。」
・・・
隠れていたトリオンの耳に両親の最後の断末魔の声が聞こえる。
血相の変わったトリオンを見て、ベイルートは慌てて謝った。
「ご免なさい。嫌なことを聞いちゃって。」
「良いんです。だって、こちらの方はみんな私を家族みたいにすごく可愛がってくださいますし。」
にっこりとしたトリオンの顔を見て、トリオンが無理をして笑っているのだとベイルートはすぐに分かった。
次の日、かなり元気になったベイルートは部屋から外出の許可をもらい、トリオンに謝ろうと受付でトリオンの居場所を聞いた。すると、トリオンは教会に行っているらしい。ベイルートは教会でただ一途に目を閉じて祈っているトリオンを見つけた。近寄っていくが、トリオンは目をつぶっているので、ベイルートに気づかない。トリオンは何か祈っているようだ。
近づいてその声がベイルートに聞こえた。
「神様、どうか、ベイルートさんがいつまでも死なずに居られますように。」
ベイルートははっとした。この人は私のことを心から心配してくれている。
ベイルートは後ろから近づき、トリオンの肩の両側から手を回し、トリオンの目隠しをした。「だぁれだ?」
驚き、振り返ろうとしたトリオンだが、ベイルートが目隠しをする。
トリオンが言う。
「ベイルートさん?」
トリオンは目隠しをはずして、「あったりぃー」となるべく陽気に微笑んだ。
「僕は簡単に死んだりなんかしないよ。超能力者をどんどんやっつけて敵を討ってやるんだ。」
トリオンはベイルートに抱きついた。
「私、トリオンさんを戦場に行かせたくない!トリオンさんは治ったら戦場に行くんだから、治らない方が良い!私がトリオンさんを怪我させて、いつまでも治らないようにしてやるんだから!」
ベイルートは胸にうずくまるトリオンの顔を上げさせた。見つめあうベイルートとトリオン。
「ベイルート・・・」「トリオン・・・」
二人は抱きしめ合い、口付けを交わした。
次の日、トリオンがベイルートの病室に行くと、ベイルートは居なかった。婦長さんに聞くと、「治ったから」と言って、治ってもいないのに、強引に退院したらしい。トリオンはベイルートの所属する超能力者抹殺部隊の建物にやってきた。そこで、トリオンがすでに戦場に向かったことを聞き出したトリオンは、走って戦場にやってきた。超能力者のミサイル攻撃が辺りに飛来し、反撃する超能力者抹殺部隊の砲撃が遥かかなたに乱射され、家屋は破壊され、地面は吹き飛び、地獄のような状況だ。天性の勘でトリオンはベイルートを見つけた。ベイルートは、大人の超能力者を射殺したところだった。その子供を射殺しようと銃口を向けるベイルート。
トリオンの頭の中に幼いころ両親が殺されたときの思い出が鮮明に思い出された。
たまらず、トリオンは絶叫した。「やめて!!!!ベイルート!!!」
びっくりしたベイルートが射撃するのが遅れた瞬間、子供は物体破壊能力でベイルートの左腕を吹き飛ばした。右腕でベイルートは子供を射ちぬいた。子供は吹っ飛ばされて、地面に横たわった。
倒れるベイルート。途中で折れた腕から大量に血が噴出し、ベイルートは瀕死の状態だ。トリオンはベイルートに抱きつき、顔を上げさせた。
ベイルートは息も絶え絶えの状態でかすかに言った。「なんで、きみが・・・こんなところに・・・。」
トリオンは泣き叫ぶ。「ベイルート、死んじゃイヤ!」
ベイルートは言った。「ありがとう、僕を心配してくれて。父さんも母さんもいず、誰もやさしい言葉はかけてくれなかったけれど、君は僕にやさしい言葉をかけてくれた。ありがとう。敵もとったし、僕は満足だ。」
ベイルートは失神した。そのとたん、トリオンの目つきが変わった。「ベイルート、死なないで!」トリオンの髪の毛が逆立ち、青い光を発し始める。トリオンが手をベイルートの血の噴出す肩に当てると、手から青い稲妻のようなものがばちばちとベイルートの肩を覆い始めた。すると、なんと、肩から肉隗が盛り上がり、伸び始めた。そしてどんどんと伸びて先の方で5本に分かれ、元の左腕が復元された。血も止まり、ベイルートの顔色も良くなり始めた。
とっさに、トリオンは子供に駆け寄った。また手をかざして青いいかづちを発し、子供の体を包ませると、子供は元気になり、立ち上がった。トリオンは叫んだ。「逃げて!あっちに逃げるのよ!」子供はうなづいて、走り去った。
振り返ったトリオンが見たのは呆然と立ち尽くしているベイルートだった。
「トリオン・・・君は・・・・ちょ・・う・・・のう・・・りょく・・・」
途端に後ろから何人かの超能力者抹殺部隊が駆けつけた。その中の隊長らしき人物が声をかけた。
「これは珍しい。回復能力を持つ超能力者だとは。こいつは良い人質を見つけた。」
隊長はいやらしく笑う。「ひっ捕らえろ!」
途端に無数の男達が逃げようとするトリオンを捕まえ、手を縛り、足を縛って、車の中に連れ込んだ。
トリオンから超能力者の情報を聞き出そうと、顔見知りのベイルートが充てられた。
ベイルート「君は、スパイだったのか?」
トリオン「違う。トリオン、信じて!」
隊長はどなりつける。「嘘を言うな!人々の中に入って、超能力者に我々の情報を流していたのだろう!言え!お前が情報を渡していた超能力者とはどこで、どのように会っていた?!」
ベイルートがいくら聞き出そうとしても、トリオンはただ、「私はスパイじゃない。人と仲良く暮らしたかっただけ。信じて、トリオン!」と繰り返すだけだった。
業を煮やした隊長はトリオンを拷問するが、トリオンは同じことを繰り返すだけだった。
何も情報が得られないことが分かった隊長はトリオンを公開処刑することにした。そうすれば、超能力者も助けに来るかと思ったのだ。また、見せしめの意味もある。
人々の前で、トリオンは十字架にくくりつけられていた。隊長は人々に言う。
「超能力者に我々の情報を流していた女スパイを見つけ出した。こいつも超能力者だ!」
人々は口々に「殺せ!」と叫ぶ。
教会の神父と病院の同僚はどうしようもないという面持ちで残念そうに見ていた。「トリオンがスパイだったなんて、信じられない。」
トリオンは最後の力を振り絞って、叫ぶ。
「私はみなさんと一緒に幸せに生きたかっただけ。
決してみなさんを陥れようなんて思っていない。」
それでも、群集は口々に「殺せ」と叫び、石をトリオンに投げつける。
隊長は満足そうに微笑む。
人だかりができているのに気づいたホルムズが人を掻き分けて覗くと、トリオンが最後の力を振り絞って近くに居たベイルートに叫んでいた。
「ベイルート、お願い。あなただけには信じて欲しい!」
ベイルートは下を向いた。
隊長が言う。「それでは処刑を始める。射撃用意!」
銃口がトリオンに向けられる。
ホルムズが事態の異常さに気づいて、キールズに言う。
「何が始まるんだ?」
「あの超能力者が殺されてしまうんだ。」
「え?なんで?」
「しらねぇよ。殺したいからだろ。」
「あいつ何か悪いことしたのか?」
「しらねぇよ。」
ベイルートがトリオンに向かって走り出した。
「トリオン!」
「射撃!」
隊長が言うと、ベイルートがトリオンの前に立ち塞がった。ざわつく人々。
無数の銃弾がベイルートの体を揺らした。
トリオンが絶叫する。「ベイルートーーー!!!!!」
弾き飛ばされたベイルートがトリオンにもたれかかり、手にもっていたナイフでベイルートを縛っていた縄を断ち切った。崩れるベイルートをトリオンが抱きしめる。髪の毛が逆立ちし、青い光が手から発せられる。人々はその神々しい様子を見て、おののきはじめる。
隊長が言う「みたか、あれが超能力だ!恐ろしい超能力者だ!射殺しろ!」
人々がさらに口々に言う。「殺せ!殺せ!」
ホルムズが言う。「キールズ!あれ、何やってんだ?」
キールズ「どうやら、回復系の超能力だな。傷ついた兵士を治しているんだよ。」
ホルムズ「じゃあ、良いことじゃないか!なんで、みんな殺そうとしているんだ?
良い奴なのに!」
キールズ「馬鹿なんだよ。こいつら全部。馬鹿に関わると怪我するぜ。あほらしい。行くぞ。」
ホルムズはキールズの手を振り解き、決心したような純粋な目をして言う「良い奴なら、おら、助ける。」
一瞬困った顔をするキールズだが、ため息をつきながら、少し嬉しそうだ。
「しゃあねぇな。お前もあほなら、俺もアホ。踊る阿呆に見る阿呆。同じアホなら・・・」
隊長が言う。「射撃!」
いっせいに放たれた銃弾がトリオンに届く前に、飛び出したホルムズがすべて手づかみにする。
何が起こったのかわからずに、ざわつく人々。
トリオンが倒れていないのに気づいた隊長は声を枯らして大声で叫ぶ。「射撃だ!何をしている!」
銃弾の雨嵐がトリオンに向かって放たれる。立ち込める弾幕が徐々に晴れていくと、真ん中にホルムズが立ち止まっている。腕を上にあげて手を開くと、中からおびただしい数の玉がいっせいに流れ落ちた。
ホルムズが口をにっと開くと、上と下の歯の間にひとつの弾丸が挟まっている。ホルムズは口を開けて大声で言った。
「みんな!こいつ、怪我人を治しているんだぜ!なんでそれなのに、殺そうとするの?」
人々は理解した。ホルムズがすべての銃撃された弾を受け止めていることを。
驚愕して、人々は逃げ出し始めた。
隊長は怒号する。「何をぼーっと見ている!弾を受け止めるとは、こいつも超能力者だ!
射殺しろ!」
キールズが大声で叫ぶ。「ばか者!そんなもの撃ったって、弾の無駄だ!全部受け止めるだけだぞ!
なんなら、全部お前らに帰してやろうか?脳みその中に打ち返してやろうか?
死んでもいい奴は撃ってみな!」
銃口を向けていた兵士はあせり始めた。
キールズ「あんたら、ちっとは頭もいいんだから、分かるだろ?
撃たれた弾を受け止められるんだぜ。こいつはよぉ。・・・
そんな奴が思いっきりおたくらの頭に向けて弾をお返ししたら、あんたらの頭はどうなると思う?・・・」
兵士達は脅え、顔を見合わせ始めた。
キールズはとどめをさすようにいった。
「まるで豆腐みたいに吹っ飛ぶぞ!!!」
兵士達は青ざめて逃げ始めた。
隊長は怒号する「逃げるな!戻れ!貴様ら、それでも軍人か!超能力者抹殺部隊か!」
しかし、超能力者抹殺舞台の連中はほとんど逃げてしまった。
トリオンは全力を込めてベイルートを直そうとする。「ベイルート、死んじゃ嫌だ!嫌だ!」
ベイルートは力なく言う。
「ト・・・リオン・・・君の両親も殺されたんだね。
人間にか・・・?
ははは、僕と同じだ・・・。僕は何てバカだったんだろう。今、分かったんだ。もう君が超能力者でも人間でも、スパイでも、スパイじゃなくても、良い。
僕のことを心から心配してくれた人だというだけで良いんだ・・・。」
ベイルートの怪我はひどく、いくらトリオンが力を振り絞っても、直らない。
「嫌だ!ベイルート、死んじゃ嫌だあぁぁ!」
ベイルートは言った。
「トリオン、君を愛している。
さっきは信じてやらなくて、ごめん・・・
どうして、僕は人間に、君は超能力者に生まれてしまったんだろう。」
ベイルートが息絶える。
トリオンが泣き叫ぶ。
ホルムズとキールズが立ち尽くす。さすがのキールズでも何も慰めの言葉も言えないようだ。
・・・
ホルムズたちはベイルートを埋葬していた。そのとき、超能力者抹殺部隊の追っ手がトリオンに銃口を向けた。
「死ね!化け物!」
そう言うが早いか、ホルムズがその男をぶん殴った。男はふっとんで壁に激突して失神した。
トリオンは失神した男に近づいた。
「ひどい怪我。死んでしまう。」
トリオンの髪の毛が逆立ち、青い雷が失神した男の怪我を治し始める。
ホルムズがびっくりする。
「なんでそんな奴を治すの?悪い奴なんだぜ!」
トリオンがにっこりと微笑む。
「神様が、この世には悪い人間なんて居ないと教えてくださったんです。」
ホルムズは驚いて言う。
「かみさま?そいつって偉い奴なのか?」
キールズが言う。
「偉いという人間も居るな。」
ホルムズ
「そんなすごい奴なら、会ってみたい。お話を聞いてみたいんだ。」
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このあたり以降は以前書いた。内容は以下に。
正義を探す少年
あ、前に書いたものとかなり矛盾があります。どっちかを修正しないと。
トリオンとベイルート
目的(訴えたいこと)
親や祖父母や先祖の間の殺し合いや戦い、争いのため、お互いに敵が自分の肉親を殺したという憎しみで、新しく命を授かった子供達が、戦争に借り出されたり、殺人のテクニックを教えられたり、自爆テロで自分の命もろとも敵を殺したりすることになる。殺された方はまた、敵を憎しみ、お互いに憎しみがつながっていくという憎しみの連鎖が生じる。家族を殺された人に、殺した人やそのグループを恨むなとは言えないが、どうも、憎しみを増長させる人々が多くいる傾向が感じられる。
たとえば、子供達に、敵のひどさを教えて、同じ人間では無いような風に教育されることがあるのではないだろうか。
具体的にはイスラエルとパレスチナや、資本主義国家とイスラム国家などである。北朝鮮の国営テレビ放送や教育にも同様なことが感じられる。
なんとか、同じ人間であることを理解し、お互いに停戦することに同意できる環境を整えてあげたいと思う。
誰でも、家族を殺されると悲しいと感じ、家族と楽しく過ごせると幸せと感じる、おなじ人間なのである。
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小説中での社会状況:
カル=キュローが戦闘に秀でた人間達を洗脳して味方につけ、また生き残った超能力者を味方につけ、次々と周りの近隣の国家を征服していく。
まだ征服されていない近隣諸国はカル=キュローの脅威に脅え、超能力者の残党狩りを始める。そんな中、人間とともに生きることを選択した超能力者たちは、自分達が超能力者であることを人間に隠しながら、人間社会の中で生きていた。
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本文
「また、超能力者による攻撃で負傷者が出た!すぐに手術してくれ!早くしないと死んでしまう!」
大声の中、病院に大怪我をした兵士が運び込まれた。看護婦のトリオンは血だらけの兵士が担架で運び込まれるのを心配そうに見守った。
手術は成功し、兵士ベイルートは一命をとりとめた。ベイルートの部屋に看病に来たトリオンはにこりと笑って、やさしくベイルートに声をかける。「良かったですね。すぐ元気になれますよ。」
ベイルートはにこりとするが、すぐに真剣な眼差しに戻って言った。「でも、自分が情けない。僕のミスで超能力者にやられてしまった。そのせいで、トムが死んでしまった。」
ベイルートはこみあげる涙をこらえながら言った。
「奴らをなんとかやっつけないと。」
トリオンは悲しそうな眼差しになる。「退院されたら、また戦場に行くんですか?」
ベイルートは胸をはって自信満々で言った。「もちろんです。僕の両親は超能力者に殺されたんです。だから、あいつら、超能力者を殺してやるんです。たとえ、僕が死のうとも。・・・僕は両親の仇をとるために、何年も訓練を受けてきたんです。超能力者から人間を守るために、両親の仇をとるために、戦うんです。」
トリオンはベイルートの包帯を替えながら、体をなでた。
暖かいトリオンの体温がベイルートに伝わる。
「でも、ベイルートさんがせっかく元気になっても、また怪我されたり、死んでしまわれたりすると、私はとても悲しいです。」
ベイルートはトリオンに触られて少し赤面する。
「トリオンさんに看病してもらうと、すごく治りが早いんですよ。これで、またすぐに戦うことができます。ありがとう。トリオンさん。」
包帯を巻き終えたトリオンが部屋を出ようとしたとき、ベイルートが声をかけた。
「そういえば、トリオンさんのご両親はどちらにお住まいなんですか?」
トリオンは少し返事にためらったが、押し出すように言った。
「私も両親を戦争で亡くしたんです。それで、戦争が嫌いなんです。」
トリオンの脳裏にあの忌まわしい思い出がかすかによぎった。
両親が幼いトリオンに言う。「良いかい、何があっても、怖いおじさん達が居る間は声を出してはいけないよ。怖いおじさん達に見つかったら、殺されてしまうからね。怖いおじさん達が居なくなったら、森を抜けて町に行きなさい。そして、今までどおり、普通の人として暮らすんだよ。いいかい、絶対に怖いおじさん達に見つからないようにするんだよ。」
・・・
隠れていたトリオンの耳に両親の最後の断末魔の声が聞こえる。
血相の変わったトリオンを見て、ベイルートは慌てて謝った。
「ご免なさい。嫌なことを聞いちゃって。」
「良いんです。だって、こちらの方はみんな私を家族みたいにすごく可愛がってくださいますし。」
にっこりとしたトリオンの顔を見て、トリオンが無理をして笑っているのだとベイルートはすぐに分かった。
次の日、かなり元気になったベイルートは部屋から外出の許可をもらい、トリオンに謝ろうと受付でトリオンの居場所を聞いた。すると、トリオンは教会に行っているらしい。ベイルートは教会でただ一途に目を閉じて祈っているトリオンを見つけた。近寄っていくが、トリオンは目をつぶっているので、ベイルートに気づかない。トリオンは何か祈っているようだ。
近づいてその声がベイルートに聞こえた。
「神様、どうか、ベイルートさんがいつまでも死なずに居られますように。」
ベイルートははっとした。この人は私のことを心から心配してくれている。
ベイルートは後ろから近づき、トリオンの肩の両側から手を回し、トリオンの目隠しをした。「だぁれだ?」
驚き、振り返ろうとしたトリオンだが、ベイルートが目隠しをする。
トリオンが言う。
「ベイルートさん?」
トリオンは目隠しをはずして、「あったりぃー」となるべく陽気に微笑んだ。
「僕は簡単に死んだりなんかしないよ。超能力者をどんどんやっつけて敵を討ってやるんだ。」
トリオンはベイルートに抱きついた。
「私、トリオンさんを戦場に行かせたくない!トリオンさんは治ったら戦場に行くんだから、治らない方が良い!私がトリオンさんを怪我させて、いつまでも治らないようにしてやるんだから!」
ベイルートは胸にうずくまるトリオンの顔を上げさせた。見つめあうベイルートとトリオン。
「ベイルート・・・」「トリオン・・・」
二人は抱きしめ合い、口付けを交わした。
次の日、トリオンがベイルートの病室に行くと、ベイルートは居なかった。婦長さんに聞くと、「治ったから」と言って、治ってもいないのに、強引に退院したらしい。トリオンはベイルートの所属する超能力者抹殺部隊の建物にやってきた。そこで、トリオンがすでに戦場に向かったことを聞き出したトリオンは、走って戦場にやってきた。超能力者のミサイル攻撃が辺りに飛来し、反撃する超能力者抹殺部隊の砲撃が遥かかなたに乱射され、家屋は破壊され、地面は吹き飛び、地獄のような状況だ。天性の勘でトリオンはベイルートを見つけた。ベイルートは、大人の超能力者を射殺したところだった。その子供を射殺しようと銃口を向けるベイルート。
トリオンの頭の中に幼いころ両親が殺されたときの思い出が鮮明に思い出された。
たまらず、トリオンは絶叫した。「やめて!!!!ベイルート!!!」
びっくりしたベイルートが射撃するのが遅れた瞬間、子供は物体破壊能力でベイルートの左腕を吹き飛ばした。右腕でベイルートは子供を射ちぬいた。子供は吹っ飛ばされて、地面に横たわった。
倒れるベイルート。途中で折れた腕から大量に血が噴出し、ベイルートは瀕死の状態だ。トリオンはベイルートに抱きつき、顔を上げさせた。
ベイルートは息も絶え絶えの状態でかすかに言った。「なんで、きみが・・・こんなところに・・・。」
トリオンは泣き叫ぶ。「ベイルート、死んじゃイヤ!」
ベイルートは言った。「ありがとう、僕を心配してくれて。父さんも母さんもいず、誰もやさしい言葉はかけてくれなかったけれど、君は僕にやさしい言葉をかけてくれた。ありがとう。敵もとったし、僕は満足だ。」
ベイルートは失神した。そのとたん、トリオンの目つきが変わった。「ベイルート、死なないで!」トリオンの髪の毛が逆立ち、青い光を発し始める。トリオンが手をベイルートの血の噴出す肩に当てると、手から青い稲妻のようなものがばちばちとベイルートの肩を覆い始めた。すると、なんと、肩から肉隗が盛り上がり、伸び始めた。そしてどんどんと伸びて先の方で5本に分かれ、元の左腕が復元された。血も止まり、ベイルートの顔色も良くなり始めた。
とっさに、トリオンは子供に駆け寄った。また手をかざして青いいかづちを発し、子供の体を包ませると、子供は元気になり、立ち上がった。トリオンは叫んだ。「逃げて!あっちに逃げるのよ!」子供はうなづいて、走り去った。
振り返ったトリオンが見たのは呆然と立ち尽くしているベイルートだった。
「トリオン・・・君は・・・・ちょ・・う・・・のう・・・りょく・・・」
途端に後ろから何人かの超能力者抹殺部隊が駆けつけた。その中の隊長らしき人物が声をかけた。
「これは珍しい。回復能力を持つ超能力者だとは。こいつは良い人質を見つけた。」
隊長はいやらしく笑う。「ひっ捕らえろ!」
途端に無数の男達が逃げようとするトリオンを捕まえ、手を縛り、足を縛って、車の中に連れ込んだ。
トリオンから超能力者の情報を聞き出そうと、顔見知りのベイルートが充てられた。
ベイルート「君は、スパイだったのか?」
トリオン「違う。トリオン、信じて!」
隊長はどなりつける。「嘘を言うな!人々の中に入って、超能力者に我々の情報を流していたのだろう!言え!お前が情報を渡していた超能力者とはどこで、どのように会っていた?!」
ベイルートがいくら聞き出そうとしても、トリオンはただ、「私はスパイじゃない。人と仲良く暮らしたかっただけ。信じて、トリオン!」と繰り返すだけだった。
業を煮やした隊長はトリオンを拷問するが、トリオンは同じことを繰り返すだけだった。
何も情報が得られないことが分かった隊長はトリオンを公開処刑することにした。そうすれば、超能力者も助けに来るかと思ったのだ。また、見せしめの意味もある。
人々の前で、トリオンは十字架にくくりつけられていた。隊長は人々に言う。
「超能力者に我々の情報を流していた女スパイを見つけ出した。こいつも超能力者だ!」
人々は口々に「殺せ!」と叫ぶ。
教会の神父と病院の同僚はどうしようもないという面持ちで残念そうに見ていた。「トリオンがスパイだったなんて、信じられない。」
トリオンは最後の力を振り絞って、叫ぶ。
「私はみなさんと一緒に幸せに生きたかっただけ。
決してみなさんを陥れようなんて思っていない。」
それでも、群集は口々に「殺せ」と叫び、石をトリオンに投げつける。
隊長は満足そうに微笑む。
人だかりができているのに気づいたホルムズが人を掻き分けて覗くと、トリオンが最後の力を振り絞って近くに居たベイルートに叫んでいた。
「ベイルート、お願い。あなただけには信じて欲しい!」
ベイルートは下を向いた。
隊長が言う。「それでは処刑を始める。射撃用意!」
銃口がトリオンに向けられる。
ホルムズが事態の異常さに気づいて、キールズに言う。
「何が始まるんだ?」
「あの超能力者が殺されてしまうんだ。」
「え?なんで?」
「しらねぇよ。殺したいからだろ。」
「あいつ何か悪いことしたのか?」
「しらねぇよ。」
ベイルートがトリオンに向かって走り出した。
「トリオン!」
「射撃!」
隊長が言うと、ベイルートがトリオンの前に立ち塞がった。ざわつく人々。
無数の銃弾がベイルートの体を揺らした。
トリオンが絶叫する。「ベイルートーーー!!!!!」
弾き飛ばされたベイルートがトリオンにもたれかかり、手にもっていたナイフでベイルートを縛っていた縄を断ち切った。崩れるベイルートをトリオンが抱きしめる。髪の毛が逆立ちし、青い光が手から発せられる。人々はその神々しい様子を見て、おののきはじめる。
隊長が言う「みたか、あれが超能力だ!恐ろしい超能力者だ!射殺しろ!」
人々がさらに口々に言う。「殺せ!殺せ!」
ホルムズが言う。「キールズ!あれ、何やってんだ?」
キールズ「どうやら、回復系の超能力だな。傷ついた兵士を治しているんだよ。」
ホルムズ「じゃあ、良いことじゃないか!なんで、みんな殺そうとしているんだ?
良い奴なのに!」
キールズ「馬鹿なんだよ。こいつら全部。馬鹿に関わると怪我するぜ。あほらしい。行くぞ。」
ホルムズはキールズの手を振り解き、決心したような純粋な目をして言う「良い奴なら、おら、助ける。」
一瞬困った顔をするキールズだが、ため息をつきながら、少し嬉しそうだ。
「しゃあねぇな。お前もあほなら、俺もアホ。踊る阿呆に見る阿呆。同じアホなら・・・」
隊長が言う。「射撃!」
いっせいに放たれた銃弾がトリオンに届く前に、飛び出したホルムズがすべて手づかみにする。
何が起こったのかわからずに、ざわつく人々。
トリオンが倒れていないのに気づいた隊長は声を枯らして大声で叫ぶ。「射撃だ!何をしている!」
銃弾の雨嵐がトリオンに向かって放たれる。立ち込める弾幕が徐々に晴れていくと、真ん中にホルムズが立ち止まっている。腕を上にあげて手を開くと、中からおびただしい数の玉がいっせいに流れ落ちた。
ホルムズが口をにっと開くと、上と下の歯の間にひとつの弾丸が挟まっている。ホルムズは口を開けて大声で言った。
「みんな!こいつ、怪我人を治しているんだぜ!なんでそれなのに、殺そうとするの?」
人々は理解した。ホルムズがすべての銃撃された弾を受け止めていることを。
驚愕して、人々は逃げ出し始めた。
隊長は怒号する。「何をぼーっと見ている!弾を受け止めるとは、こいつも超能力者だ!
射殺しろ!」
キールズが大声で叫ぶ。「ばか者!そんなもの撃ったって、弾の無駄だ!全部受け止めるだけだぞ!
なんなら、全部お前らに帰してやろうか?脳みその中に打ち返してやろうか?
死んでもいい奴は撃ってみな!」
銃口を向けていた兵士はあせり始めた。
キールズ「あんたら、ちっとは頭もいいんだから、分かるだろ?
撃たれた弾を受け止められるんだぜ。こいつはよぉ。・・・
そんな奴が思いっきりおたくらの頭に向けて弾をお返ししたら、あんたらの頭はどうなると思う?・・・」
兵士達は脅え、顔を見合わせ始めた。
キールズはとどめをさすようにいった。
「まるで豆腐みたいに吹っ飛ぶぞ!!!」
兵士達は青ざめて逃げ始めた。
隊長は怒号する「逃げるな!戻れ!貴様ら、それでも軍人か!超能力者抹殺部隊か!」
しかし、超能力者抹殺舞台の連中はほとんど逃げてしまった。
トリオンは全力を込めてベイルートを直そうとする。「ベイルート、死んじゃ嫌だ!嫌だ!」
ベイルートは力なく言う。
「ト・・・リオン・・・君の両親も殺されたんだね。
人間にか・・・?
ははは、僕と同じだ・・・。僕は何てバカだったんだろう。今、分かったんだ。もう君が超能力者でも人間でも、スパイでも、スパイじゃなくても、良い。
僕のことを心から心配してくれた人だというだけで良いんだ・・・。」
ベイルートの怪我はひどく、いくらトリオンが力を振り絞っても、直らない。
「嫌だ!ベイルート、死んじゃ嫌だあぁぁ!」
ベイルートは言った。
「トリオン、君を愛している。
さっきは信じてやらなくて、ごめん・・・
どうして、僕は人間に、君は超能力者に生まれてしまったんだろう。」
ベイルートが息絶える。
トリオンが泣き叫ぶ。
ホルムズとキールズが立ち尽くす。さすがのキールズでも何も慰めの言葉も言えないようだ。
・・・
ホルムズたちはベイルートを埋葬していた。そのとき、超能力者抹殺部隊の追っ手がトリオンに銃口を向けた。
「死ね!化け物!」
そう言うが早いか、ホルムズがその男をぶん殴った。男はふっとんで壁に激突して失神した。
トリオンは失神した男に近づいた。
「ひどい怪我。死んでしまう。」
トリオンの髪の毛が逆立ち、青い雷が失神した男の怪我を治し始める。
ホルムズがびっくりする。
「なんでそんな奴を治すの?悪い奴なんだぜ!」
トリオンがにっこりと微笑む。
「神様が、この世には悪い人間なんて居ないと教えてくださったんです。」
ホルムズは驚いて言う。
「かみさま?そいつって偉い奴なのか?」
キールズが言う。
「偉いという人間も居るな。」
ホルムズ
「そんなすごい奴なら、会ってみたい。お話を聞いてみたいんだ。」
=====
このあたり以降は以前書いた。内容は以下に。
正義を探す少年
あ、前に書いたものとかなり矛盾があります。どっちかを修正しないと。
葉の生えるクリスマスツリー
を息子の友達のご家族からいただいた。後で調べて分かったのだが、
http://store.shopping.yahoo.co.jp/genkibikan/magic-tree.html
に情報が書かれている。
何かの塩の水溶液が毛細管現象で幹の形の紙を水上がり、比表面積の多い枝の部分で溶媒が蒸発して結晶化し、さらに生成した結晶に溶液が吸い込まれてどんどん析出する・・・ということまでは調べなくても予想できたのであるが、それ以上詳しいことは予想はできなかった。
特に、説明書きに皮膚についたりしたときの注意が記されていたので、危険な物質ではないかと心配になり、Googleで調べて上記のHPを見つけた。酢酸ナトリウムなら安全だとは思ったが、念の為、さらに酢酸ナトリウムについて調べると、
http://www.hyogo-c.ed.jp/~amaoda-hs/srk/17nendokenkyu/sodiumacetate.pdf
のように過飽和現象を起こしやすいということと、それに関する実験結果を見つけた。上記の報告書はおそらく高校生か中学生(もしかしたら小学生?)が書いたもののようで、日本語はともかく、内容は素晴らしい。こういうのを創成教育でできれば良いと思った。
しかも融解熱が大きいらしく、何回も繰り返し使えるエコな懐炉としても使われているようだ。
http://shira.futene.net/
ちなみに、食品添加剤(保存料)として食品に加えられるほどなので、毒性は無いだろうが、一応MSDSは
http://www.patine-jp.com/cryo/naac/msds.html
http://store.shopping.yahoo.co.jp/genkibikan/magic-tree.html
に情報が書かれている。
何かの塩の水溶液が毛細管現象で幹の形の紙を水上がり、比表面積の多い枝の部分で溶媒が蒸発して結晶化し、さらに生成した結晶に溶液が吸い込まれてどんどん析出する・・・ということまでは調べなくても予想できたのであるが、それ以上詳しいことは予想はできなかった。
特に、説明書きに皮膚についたりしたときの注意が記されていたので、危険な物質ではないかと心配になり、Googleで調べて上記のHPを見つけた。酢酸ナトリウムなら安全だとは思ったが、念の為、さらに酢酸ナトリウムについて調べると、
http://www.hyogo-c.ed.jp/~amaoda-hs/srk/17nendokenkyu/sodiumacetate.pdf
のように過飽和現象を起こしやすいということと、それに関する実験結果を見つけた。上記の報告書はおそらく高校生か中学生(もしかしたら小学生?)が書いたもののようで、日本語はともかく、内容は素晴らしい。こういうのを創成教育でできれば良いと思った。
しかも融解熱が大きいらしく、何回も繰り返し使えるエコな懐炉としても使われているようだ。
http://shira.futene.net/
ちなみに、食品添加剤(保存料)として食品に加えられるほどなので、毒性は無いだろうが、一応MSDSは
http://www.patine-jp.com/cryo/naac/msds.html
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