2009年6月10日水曜日

息子の疑問:創造性

子供は大人に「なぜ?」と聞きたがるらしい。
ある発達心理学者が、その理由として、「大人に構ってほしいから」と言っていたが、それだけが全てだとは思わない。

純粋に疑問を抱き、答えを知ろうとしたい、知的好奇心はすばらしいものである。大人になっても、持っているべきだ。

息子が、食品添加物を見たのか、「ナトリウムって何?」とか聞いてくるのだが、できるだけ正しく教えてやろうと、何とか説明する。分子とか、原子の話もする。息子は6歳になったばかりだ。

家内は「そんな難しいことを言ってもダメ。分かるように適当に受け流せば良い」と言うのだが、息子にできる限り詳しく説明する。”難しいことを理解できる能力が無いと分からないこともある”ということも伝えたいので、難しい言葉も使う。

そんなある日、息子が聞いた。
「どうして、鼻と唇の間の真ん中に、凹んだ溝のような部分があるの?」

うっひゃあ~~!!!

晴天の霹靂だった。

そんなこと、疑ったことも無かった。あるものはある。そう考えて、問う気も無かった。

どうしてなのだろう?

猿からの進化の過程とかを考えたら、分かるのだろうか。

とてつもなく、ある意味、興味深いし、奥深い。

我が息子ながら、有難う。

やっぱり、好奇心、そして、未知への知的欲求は大事だ。