2010年6月10日木曜日

虚構を見抜く思考能力

英語の論文を書いていて、値が一致することを意味する英単語を調べようとして「一致」を翻訳したら、
agreement
となり、
等しい
を検索したら、(って、前置きが長いですが)
「2と1は等しい」
http://kyoko-np.net/2008090501.html
が見つかった。

面白そうなので、ついつい読んでしまった。

a=b
a^2=ab
a^2-b^2=ab-b^2
(a+b)(a-b)=b(a-b)
a+b=b
2b=b
2=1
らしい。

バカじゃないか。
a-b=0
なので、0で割った式は等号が成り立たない。

小学生はともかく、レベルが中学生以下。

それを、真剣に読んでしまった自分が情けない。

HPのタイトルに「虚構新聞」と書かれていたのに気づいたのは、0で割ってはいけないと気づいた後。

あああ、興味深いタイトルに惹かれて、ついつい読んでしまい、時間を無駄にしてしまった。

インターネットには嘘も多いので、気を付けないと。

でも、嘘を見抜ける力、思考力を養うことが大事だと、再確認できました。

場は提供するが、「~をしろ」とは言わない

昨日のエコロジー&アメニティ・プロジェクトで遊房さんの発表で共感するものがあった。

遊房さんは、子供たちの遊びを考え、子供たちと一緒に遊びの場を作っておられる。

私が、「イベントをやると、子供たちが受身になってしまわないか」と質問したところ、
遊びの場は提供するが、具体的に「何をしろ」のようなことは言わないというお答えがあった。

非常に共感した。失礼な質問だったと思った。

引き続いて、多くの方が質問されたが、自転車リユースの学生さんが質問した。「子供のころは、勝手に裏の畑に入ったりして、野菜取ったりした。親はどのような遊びをして欲しいという要望を持っているか、調査されていますか?」

親の期待はともかくとして、子供の頃を思い出した。

近所には田んぼが広がっていた。川には藻が生い茂り、魚やアメリカザリガニやザリガニが居た。田んぼにはカエルがぎゃあぎゃあ鳴いて、あぜ道には、車に惹かれたカエルの死骸が痛々しかった。カエルを捕まえたり、川に入ってわけも無く友達と行進したり。

近所の神社には、小川が流れ、大きな木が生い茂っていた。意味もないのに、友達と木に登り、どれだけ高いところに行けるか、競ったりした。落ちたらひどい怪我をしていたかもしれない。

竹やぶも多く、勝手に竹を折って集めて部屋のようにして秘密基地を作って、自分たちの基地だと、喜んでいた。誰かの所有地だっただろう。見つかったら、怒られていたかもしれない。

誰に教えられたわけでも無い。親が知ったら、怒るようなこともしていた。

研究にも似たようなところがある。
学生さんへの教育でも似たようなところがあるような気がする。

「自然が無く、また子供が減って、集まる機会が少なくて、今の子は可哀想だ。」なんて思ってばかりいるわけではない。

息子は、宿舎の前のわずか、4m×20m程度の場所で近所の子と遊んでいるが、サッカーボールを使って、勝手に自分たちで、どこからどこに当てれば何点・・・なんてルールを決めて、自分たちで遊びを作っている。
誰に教えられたわけではない。自分たちで作った遊びなのだ。

2010年6月8日火曜日

冗談が通じないかなぁ。アカハラと間違われそう。

今日、ゼミの時間に、以前、かなり詳しく教えた内容について、学生さんに質問したら、
全員、「分かりません」とのこと。

がっくり。

苦笑いして、「え~うっそぉ。最初からやり直さないとダメか~。」と言いました。

さらに少し簡単なことを質問すると、全員やはり、分からないとのこと。

「え?なんで?なんで分からないの?」と思わず聞き返しましたが、本気で分からない様子。

信じられませんでした。

あれだけ必死に教えたのは何だったのだろう。

さらに他の質問をしても、「分からない」との返事。

思わず、復習して理解してもらうことを促すために、冗談でにやっとしながら、「なんで分からないの?あれだけ教えたのに、・・・殴っても良いか?」とにやっとすると、

学生さんの一人は、冗談っぽくもなく、「どうぞ」との返事。

ええええ?

なんでその返事?

「そんなぁ~殴らないでくださいよ。冗談キツいっすね」とにやけてくれるかと思ったのだが、マジに取られるとは・・・。

怖い怖い。殴るわけないやん。

「しっかり勉強せんとアカんぞ!」という意味だったのだが・・・。

冗談が通じないと、アカハラとかで訴えられるんじゃないか。

勘弁してよぉ。

明日、腹を割って、話してみます。まぁ、大丈夫だとは思いますが。

2010/6/11

「どうぞ」も冗談だったらしいです。良かった~♪