息子の理科のテストで、
ゆげが気体か液体かという問題があり、息子は気体と答えていたのだが、答えには液体と書いてあったようで、私に質問してきた。
よく問題を読むと、問題には、ビーカーの中の水をバーナーで加熱している様子が書かれており、水の少し上は透明で、その上が白く曇っているように書かれていて、透明な部分が何なのかが問われていた。息子は、水の少し上の透明な部分を水蒸気と答えて正解していた。問題ではさらに、その上の白く曇った部分を「ゆげ」と記して、湯気は固体、液体、気体のどれかと問われていた。
「ゆげ」の定義が問題だが、問題では、水のかなり上の白く曇った部分を指しているので、そこは水蒸気と、水滴と空気の混ざった部分となり、偏屈な私なら、「気体と液体」と答えて×をされていただろう。
「ゆげ」が水滴とか水蒸気とか空気とかを含んだ部分を指すのか、それとも、凝縮した水滴を指すのかが分からなかったので、息子と辞書でひいてみた。
岩波国語辞典第4版には、以下のように記されていた。
<引用>
ゆげ【湯気】湯などの表面から立ちのぼる水蒸気
<引用はここまで>
そこで、「水蒸気」を調べると、同じく岩波国語辞典第4版には、以下のように記されていた。
<引用>
【水蒸気】水が蒸発して気体となったもの。気体状態の水。
<引用はここまで>
とあるので、岩波の国語辞典によれば、テストに記されている水のかなり上の白く曇った部分は「ゆげ」では無い。気体状態の水は白くは曇らないからだ。
おかしいとおもって、小学館の学習国語新辞典(全訂第二版)で調べてみた。そこには以下のように記されていた。
<引用>
ゆげ【湯気】湯からたちのぼる水蒸気がひえて、ごく小さな水玉となって、煙のように見えるもの。
<引用はここまで>
これだと、湯気が水滴だけを指すのではなく、水蒸気と水滴の混じり物を意味するようにも考えられる。
息子の使っている教科書:東京書籍『新しい理科4』によると、
<引用>
湯気は,小さい水のつぶで,水じょう気ではない。
<引用はここまで>
とあるので、これを答えさせたかったのだろう。
でも、湯気って、本当は、何を意味するのだろう?
2014年2月1日土曜日
2014年1月26日日曜日
水移動問題
今日、NHKの「フレフレ」の中学生の科学関連の全国大会の問題が取り上げられていた。
その中に、興味深い問題があって、なんとか解けたので、嬉しがって書いておく。
問いは三つあったのだが、一つは簡単だったので残りの二つを少し形式を変えて記しておく。
問い1)頂点が凹んでいない七角形があって、一つの頂点からは、その隣の頂点を越えた二つ目の頂点へと線分が引かれている。それらの成す角度を全頂点(7つ分)について合計した値は何度か?
問い2)4つの容器があって、それぞれの容積は、2.7L、2.0L、1.1L、0.7Lである。最初に2.7Lの容器に満タンに水が入っている。容器の間で、互いに水を交換する操作を20回以下の回数行って、最終的に正確に0.9Lずつ3つの容器に入っている状態にする。ただし水面よりも上の部分の壁面に水は残らないものとする。どのように操作すれば良いか?
=====
私の答え
問い1)については、補助線二つを頂点から引いて、三角形二つを作れば、180×(7-4)=540度と分かります。
一般に同様に頂点が凹んでいないn角形の場合には
180×(n-4)度
になります。
問い2)については、15回の操作でOK。
これ以上少ない回数でも出きるのかなぁ。
2.7L、2.0L、 1.1L、0.7Lの容器内の水の量[単位はL]を記すと、
最初 :2.7, 0.0, 0.0, 0.0
1回操作後 :1.6, 0.0, 1.1, 0.0
2回操作後 :0.9, 0.0, 1.1, 0.7
3回操作後 :0.9, 1.1, 0.0, 0.7
4回操作後 :0.0, 1.1, 0.9, 0.7
5回操作後 :0.7, 1.1, 0.9, 0.0
6回操作後 :0.7, 1.1, 0.2, 0.7
7回操作後 :1.8, 0.0, 0.2, 0.7
8回操作後 :2.5, 0.0, 0.2, 0.0
9回操作後 :2.5, 0.0, 0.0, 0.2
10回操作後:0.5, 2.0, 0.0, 0.2
11回操作後:0.5, 0.9, 1.1, 0.2
12回操作後:1.6, 0.9, 0.0, 0.2
13回操作後:1.6, 0.9, 0.2, 0.0
14回操作後:0.9, 0.9, 0.2, 0.7
15回操作後:0.9, 0.9, 0.9, 0.0
Googleってみると、
http://www.hushigi.net/labo/etc/hakari.html
とか
http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/water/water.htm
とかが。整数論の問題らしい。
その中に、興味深い問題があって、なんとか解けたので、嬉しがって書いておく。
問いは三つあったのだが、一つは簡単だったので残りの二つを少し形式を変えて記しておく。
問い1)頂点が凹んでいない七角形があって、一つの頂点からは、その隣の頂点を越えた二つ目の頂点へと線分が引かれている。それらの成す角度を全頂点(7つ分)について合計した値は何度か?
問い2)4つの容器があって、それぞれの容積は、2.7L、2.0L、1.1L、0.7Lである。最初に2.7Lの容器に満タンに水が入っている。容器の間で、互いに水を交換する操作を20回以下の回数行って、最終的に正確に0.9Lずつ3つの容器に入っている状態にする。ただし水面よりも上の部分の壁面に水は残らないものとする。どのように操作すれば良いか?
=====
私の答え
問い1)については、補助線二つを頂点から引いて、三角形二つを作れば、180×(7-4)=540度と分かります。
一般に同様に頂点が凹んでいないn角形の場合には
180×(n-4)度
になります。
問い2)については、15回の操作でOK。
これ以上少ない回数でも出きるのかなぁ。
2.7L、2.0L、 1.1L、0.7Lの容器内の水の量[単位はL]を記すと、
最初 :2.7, 0.0, 0.0, 0.0
1回操作後 :1.6, 0.0, 1.1, 0.0
2回操作後 :0.9, 0.0, 1.1, 0.7
3回操作後 :0.9, 1.1, 0.0, 0.7
4回操作後 :0.0, 1.1, 0.9, 0.7
5回操作後 :0.7, 1.1, 0.9, 0.0
6回操作後 :0.7, 1.1, 0.2, 0.7
7回操作後 :1.8, 0.0, 0.2, 0.7
8回操作後 :2.5, 0.0, 0.2, 0.0
9回操作後 :2.5, 0.0, 0.0, 0.2
10回操作後:0.5, 2.0, 0.0, 0.2
11回操作後:0.5, 0.9, 1.1, 0.2
12回操作後:1.6, 0.9, 0.0, 0.2
13回操作後:1.6, 0.9, 0.2, 0.0
14回操作後:0.9, 0.9, 0.2, 0.7
15回操作後:0.9, 0.9, 0.9, 0.0
Googleってみると、
http://www.hushigi.net/labo/etc/hakari.html
とか
http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/water/water.htm
とかが。整数論の問題らしい。
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