本当なのかどうかは知りませんが、”龍馬伝”の勝海舟に惚れました。
武市 瑞山に命じられ、岡田以蔵が勝海舟を暗殺に、名前を偽って来ます。勝海舟は、お客さんなら誰にでも会うとのこと。しかし、坂本龍馬に岡田以蔵であることを見抜かれ、坂本龍馬が、なぜ、名前を偽ったのかと岡田以蔵に問いただした時の勝海舟の一言。
「そんなもん聞くなよ。俺を切りに来たに決まってんじゃねぇか。」
そして、勝海舟は、岡田以蔵に言います。
「なぁ、お前さん、俺を切る前に、俺の話を聞いてくれねぇかなぁ。」
地球儀を取り出し、日本が世界の中の小国であること、日本を守るためには、西洋諸国の技術を学び、西洋諸国からバカにされないような技術を身につけ、海軍を作るということが必要だと解きます。
でかい。
何てでかさだ。
三国志を描いた「蒼天航路」の劉備玄徳が、関羽と張飛に殺されそうになりながら問い詰められ、放った一言、
「ああ、それらのことは皆好きだ。でももっと好きなことがある。・・・喜ぶ民の顔を見ることだ。」
以来の感動を覚えました。
自分を殺しにきた奴に、話しかけ、仲間にしてしまおうとする。
分け隔て無く、話かける。
腹の座り方が、半端ではありません。
それに比べ、私のなんとチンケなことか。
ちょっと批判されると、ムキになって、反論する。
あああ・・・情けない。
2 件のコメント:
今、Googleって、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E6%B5%B7%E8%88%9F#.E7.A5.9E.E6.88.B8.E6.B5.B7.E8.BB.8D.E6.93.8D.E7.B7.B4.E6.89.80
を読みましたが、何か、かなり共感する部分があります。特に、
語録の
# 敵は多ければ多いほど面白い。(勝自身も、生きている間は無論、亡くなってからも批判者が多いことは、十分に理解していた)
# 自分の価値は自分で決めることさ。つらくて貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねぇよ。
# オレは、(幕府)瓦解の際、日本国のことを思って徳川三百年の歴史も振り返らなかった
# やるだけのことはやって、後のことは心の中でそっと心配しておれば良いではないか。どうせなるようにしかならないよ。(日本の行く末等を心配している人たちに)
# 我が国と違い、アメリカで高い地位にある者はみなその地位相応に賢うございます。(訪米使節から帰還し、将軍家茂に拝謁した際、幕閣の老中からアメリカと日本の違いは何か、と問われての答弁)
# ドウダイ、鉱毒はドウダイ。山を掘ることは旧幕時代からやって居たが、手の先でチョイチョイ掘って居れば毒は流れやしまい。海へ小便したって海の水は小便になるまい。今日は文明だそうだ。元が間違っているんだ。(足尾銅山の公害が明白になってもなお採掘を止めない政府に対して)
とか、うーん、ますます惚れそう。
坂本龍馬が岡田以蔵を勝海舟の用心棒にしたのは、本当らしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E6%9C%AC%E9%BE%8D%E9%A6%AC#.E5.9C.9F.E4.BD.90.E5.8B.A4.E7.8E.8B.E5.85.9A
に書いてありました。
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