2008年12月9日火曜日

死ぬのが恐い

2007年9月23日

夜、一人で目が醒めたりして、寝られないと、考えることがある。僕が考えているというこの状況がなくなるというのが、無性に恐い。ただひたすら恐い。永遠に考え続けていたい。夜中であろうと、飛び跳ねて、駆け回って泣き叫びたくなる程、恐い。 亡くなった祖母は言っていた。「ぼけというのは神さまの贈り物だ。死ぬのが恐いという人間の性を、ぼけという力で、恐怖心を抜き取ってくださる。」 尊敬するある先生は言われた。「子供が生まれたら、少し恐くなくなった。僕が死んでも、子供が僕を覚えていてくれる。」 家内と知合い、結婚し、そして楽しく時間を過ごした頃は、死ぬのが恐くなかった。「今、死ねば、最高に幸せを感じながら死ねるだろう。」なんて本気で思っていた。また、「家内を守るためなら、自分の命も惜しくない」と本気で思っていた。今から思えば、幸せだったのだ。 思い返すと、私はなりたかったりやりたかったことの多くを実現してきた。親に依存せず、自分で稼いで生計を立てたかった。科学者(研究者)になりたかった。教師になりたかった。愛する人と結婚したかった。子供と生活したかった。 最近、また、死ぬのに恐怖を感じる。やり残していることがあるからだろうか。こんな風に自分の意見をWEBに書き込むと少し恐怖心が薄れる。 なりたかったものがある。小説家。これはなれていない。「ドラコンの法律」を書き上げなければならない。

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