先日、京都駅で福井までの特急列車を待っていた。特急列車が来ることを示す電工掲示板の前に、二列で並んでおり、私の前は一人だった。知り合いでもないので、その人の後ろに並んだら、私の後ろに、5名程度一列で並んでいた。
ケバケバしい服を来た、気の強そうな化粧の濃い若いネェちゃんが、私の前の人の右に並んだ。
もしかしたら、前の人の連れかもしれないので、そのネェちゃんに顔を近づけて、大きな声で、
「失礼ですけど、お二人はお知り合いですか?」
と聞いたら、そのネェちゃんは、「違いますけど、二列に並んでないから。」と私にあっけらかんと言った。
私の後ろにも人が並んでいて、それを無視して、私の前に割り込むとは、何という、失礼な奴だと、私は頭に来て、
そのネェちゃんを睨みつけて、
「それはあかんやろ。こっちは並んどるんやぞ。何で前に割り込むねん。」と語気強く言った。
そのネェちゃんはむくれて、私に目も合わさず、私に背を向けて、
隣の乗車口の列の方に歩いて行った。
前の初老の男性に、
「本当に、何を考えているんでしょうね?マナーの悪い奴ですよね。」
と言ったが、前の人は私から目をそらし、返事をしようとはしなかった。
しばらくして、列車がやってきたが、私が待っていた特急列車ではなく、各駅停車のようなものだった。私がポカンとあっけに取られていると、
乗車口の扉が開くと、私の前後の人が一斉に二列に左右に別れ、乗車口の真ん中から降りてくる乗客を避けて、乗車口の左右から、次々と乗り込んで行った。
残ったのは、私の並んでいた列の最前列に並んでいた二人と、私の3人だけ。
そういうことだったのか。
最前列に並んでいた人は特急に乗るために並んでいたのだが、特急列車が延着して、その前に、ローカル線が入ることになっていて、ローカル線に乗る人が勘違いして(?)特急列車にのるつもりだった最前列の二人の後ろに並んでいたのだ。
そういうことが分かっていたら、決してあのネェちゃんを叱りつけたりしなかったのだが。
御免ね。ネェちゃん。
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