2012年7月16日月曜日

暴力はいけない

暴力はいけない

こんな簡単なことを、我々親は、自分の子供に正確に伝えることができているだろうか。

自分の息子に、伝えているかと自問してみた。しっかりとはできていない。

そもそも、暴力の定義を正しく自分が理解できているだろうか。
敢えて辞書などは一切引かずに、自分なりに暴力の定義を考えてみた。
「自分のしたいことを実現するために、相手を従わせるために、殴る、蹴るなどの物的な攻撃を加えること」くらいだろうか。

で、辞書を引いてみた。
goo辞書;暴力
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/202724/m0u/%E6%9A%B4%E5%8A%9B/
<引用>
    乱暴な力・行為。不当に使う腕力。「―を振るう」
    合法性や正当性を欠いた物理的な強制力。
<引用はここまで>
らしい。
分かりにくい。特に子供には分かりにくい。「乱暴」の定義は?何が「不当」なの?「合法性」とは?「正当性」とは?「強制力」って?

これ以上、「乱暴」などの定義を調べても良かったのだが、お役所のたらい回しのようになるのも嫌なので敢えて、辞書検索は打ち切り。私の定義で行こう。あ、「攻撃」「物的」が子供には分かりにくいかも。

息子がわがままで、自分のしたいことが実現できるように他の人を従わせるために、叩いたりしたときに、それをいけないと怒ったことはある。でも、「自分のしたいように他の人に従わせるために、叩いたり蹴ったり、他人の嫌がることをすること」がいけないと正確に伝えただろうか?

そうせずに、ただ、押さえつけて大きな声で脅しただけではなかっただろうか。そんなことをしていたら、返って逆効果だ。それこそ、「お父さんから暴力を受けた」と息子からとらえられていたかもしれない。下手をすると、「自分では力で負ける人を怒らすと、暴力を受けるから、強い人には嫌なことをされても、従っていよう」なんて、息子は思ってしまったかもしれない。

正しく伝える必要がある。

もちろん、そのようなことを息子がしたときには、まだ息子は小さくて難しいことが理解できなかったかもしれない。でも、今や、息子も小学生3年生。

話そう。しっかりと。

そして、それがなぜ、いけないのか、もしっかりと説明する必要がある。辞書を引くのではない。自分の言葉で伝えよう。

0 件のコメント: